kojiの世界 【moon】 1週しかしていないゲーマーの感想

【moon】 1週しかしていないゲーマーの感想

★こんな人におすすめ★
・雰囲気ゲーが好きな人
・良質なBGMを堪能したい人
・自由度が高いゲームがしたい人
・フィールドを自由に冒険したい人(戦闘はありません)
・「万人向けゲームはもう充分」という人

筆者はゲームの感想を書く時は極力ネタバレを避けるようにしている。
だが、このゲームに関しては先にネタバレをしておかなくてはならない。
なぜなら、このゲームが扱うテーマはかなり灰汁が強いため、人によっては
気分を害してしまう可能性があるからである。

もし予備知識なしでプレイしてみたいという方はこれ以上読むのを辞め、
すぐに購入しよう。

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↑発売から20年が経とうとしているPSソフトが中古でこの値段…
この作品の希少性が窺える。

因みに筆者も予備知識なしで始め、楽しめた口である。
中には予備知識なしで購入して「思っていたゲームと全く違って後悔した」
という者もいたようだ。

さて、まずはこちらのCMをご覧頂こう。
このCMを見て「冒涜だ!」と感じた方はこれ以上読み進める必要はないし、
この作品をプレイしないほうがよいだろう。

ゲームとしてあるまじき(?)テーマを取り扱った作品。
それ故に百歩譲っても万人に勧めることのできるゲームではない。
だが、ゲームを始めるとその世界観にどっぷりハマり、プレイ後には
よく解らない「何か」を感じ取り、これまでのゲームに対する考え方が
変化することだろう。


プレイした感想をなるべくネタバレ回避しつつ記しておく。
これから購入を考えている方の参考になれば幸い。
言うまでもありませんが、筆者の独断と偏見に満ちたレビューです。
また、不定期に加筆・修正を行うかもしれません。

ジャンルリミックスRPGアドベンチャー
対応機種PS
プレイ人数1人
発売日1997/10/16
価格5,800円
開発ラブデリック
発売元アスキー

「もう、勇者しない。」

では、先程述べた通り、この作品のテーマを明記しよう。
このキャッチコピーやCMから読み取れると思うが、この作品のテーマは
『アンチRPG』である。また、ゲームを進めていくうちに感じると思うが
『アンチゲーム』もこの作品のテーマに含まれている。

主人公は勇者ではない。そして、主人公とは別に勇者が存在する。
従来のRPGは「主人公である勇者はモンスターを倒して経験値を得る」のだが
このゲームは「勇者が倒したモンスターの死体に魂を戻すことによって
ラブ(経験値)を得る」のである。
勇者に斬り殺されたモンスターの死体が世界中に転がっており、
その魂もまた同様に世界中に漂っている。

外から見れば、何度敗れようとも再び強敵に立ち向かう憧れの勇者、
内から見れば、物言わずひたすらにモンスターを殺し続ける存在だった。

登場人物はまるで本当にそこに生活しているように行動する。
朝に目覚め、昼に動き、夜は眠り、次の朝へ。
平日は仕事をし、休日は趣味に没頭し、また平日へ。
この世界の住人は各々の一週間を繰り返す。主人公がどこに居ても。
悩みや問題を抱えたままでも、あるいはそれらを解決しても、
偽りの世界と気付いても、ただひたすらに。

外から見れば、取るに足りない狂言回しでも、
内から見れば、確かな存在がそこにあった。

戦闘のない広大な世界を自由に歩く。用意されたBGMを任意で流しながら。
モンスター(劇中ではアニマルと呼ばれている)を救い、人々の悩みを解決し、
ラブを集めて行動時間を増やし、世界のさらに奥へ。
ゲームの終わりに提示される2つの選択肢。

この世界で生活をしてきたあなたはどちらを選ぶ

ではこの辺で、僭越ながらより詳しく評価をさせてさせていただこう。

評価点
問題点
バグ
その他
総評


評価点> ~愛と平和のRPG~

リアリティあふれる作風
・この作品には時間の概念が存在し、その時間に則って住民は行動している。
・朝になれば店を開き、夜になれば店を閉める。昼に散歩に出かければ、夜には酒場で呑む。平日は仕事をし、休日には自作の飛行機を飛ばすなど、非常にリアリティがある。もちろん、主人公の行動によって変化するものもある。
・其々が独自の悩みや問題を抱えており、ヒントをくれるありがたいゲームの一部ではなく、まさに「生きている」と感じさせてくれる。

BGMを自由に選択できる
・このゲームは「城の曲」「酒場の曲」などの「決められたBGM」が流れることが少なく、聞こえるのは主人公の足音やさざ波などの環境音のみである場面が多い。そのため、BGMを自分で選曲することができる。
・「この場所はこの曲をかけ、あの場所ではあの曲をかける」とか「お気に入りの曲をひたすら聞きながら歩く」というような楽しみ方ができる。
・劇中のMDショップで販売されているディスクを購入することで、メニュー画面のサウンドプレイヤーに曲が追加されていく。
・因みに全40曲近く存在し、さまざまなアーティストが多岐に渡るジャンルのBGMを提供している。

飽きない
・アニマルの魂を捕まえることと、人々の悩みを解決したり、ミニゲームをクリアしたりすることでラブを集めることになるのだが、これがバラエティに富んだものであり、飽きない。
・新しいエリアに踏み入れ、一通り探索し、懐かしいエリアに戻ってくると新たなイベントを発見することがあり、飽きない。
・BGMも任意で選ぶことができるため、広大な世界を往復することが作業と感じにくく、飽きない。


問題点> ~おやめ下さい!勇者さま!!~

アンチRPG
・繰り返しになるが、劇中で幾度となく強調される『アンチRPG』要素を許容できるかどうか。

一部難易度が高いイベントが存在
・「釣りコンテスト」というイベントがあり、これはほぼ運ゲーであり、なかなかクリアできない。筆者もなかなかクリアできなくてイライラした記憶がある。
・「ジンギスカン」というミニゲームがあり、これが難易度が高い。釣りコンテストほどではないにしろ、筆者も苦戦した。友人曰く「レベル4でミスるのは誰もが通る道」
・また、一週間の内の幾日しか発生しないイベントがあったりするので見逃しやすい。失敗したら該当の曜日まで待たなくてはいけない。

マップ切り替え時、BGMが一瞬途切れる
・途切れない時もあるが、任意でBGMを選択できるという素敵なシステムだけに実に惜しい。


バグ> まあ、わしはインテリやからね
     何でも知っとるからね…
     ところであんさん今日はええ天気やね
     ピ~ヨピヨピヨ ピ~ヨピヨピヨ


ノージというキャラに関するイベントが発生しないバグ
発生条件:不明
解除条件:不明
・筆者は遭遇したことはないので不詳。


その他> ~カクンテ!~

音楽に関するイベントが深い
・筆者は平成生まれのゆとり世代なのでよく知らないが、往年のロックスターを元ネタにした要素が散りばめられているらしい。

最後の選択肢
・まさにこのゲームのラスボスとも言える存在(笑)
・moonの全てがこの選択肢のために存在しているといっても過言ではない。
・因みに筆者はこのラスボスに負けましたw

サントラCDが高過ぎる

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感想(0件)


・お分かりいただけただろうか…
・この値段の理由は入手方法が限定されていたことが最もな理由。公式サイト、もしくは「たのみこむ」経由での予約通販でしか入手できなかった模様。
・三回再販されたようだ。その後、DL形式での販売があったが、その販売サイトは残っておらず、権利者が多数存在する上、制作会社も既に消滅。
・10年以上経過しているため、通販する場合は再生できなかった場合の保証等も含めて慎重に。


総評> ~あれもラブこれもラブ~

このゲームは決して万人向けではない。しかし、上述した『アンチRPG』というテーマを許容することができれば、7000円払う価値はあるはずだ。
始めればすぐにmoonの世界に入り、住人の一部となっている自分が居ることに気付くだろう。
それほどまでにリアリティに溢れ、他に類を見ない世界観を持ったゲームであり、飽きることなクリアまで一気にプレイしてしまうのではないだろうか。
そしてクリア後に感じる「何か」 それは問いであり、答えであり、
一部であり、全部であり、初めて見るものかもしれないし、忘れていたものかもしれない。
文字でも言葉でも表せないこの「何か」をプレイして是非感じてほしい。
あなたのこれからのゲーム人生に大きな影響を与えてくれるだろう。

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