kojiの世界 漫画『ヨリが飛ぶ』 全巻読んで 感想
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漫画『ヨリが飛ぶ』 全巻読んで 感想



主人公は素人でハチャメチャなプレーをするドはずれ娘「大久保ヨリ」身長180cm超え、顔がデカい、表情、動き…とにかく印象的な見た目のこの主人公。
彼女は女子高のバレー部に所属しており、豪快なアタックを決め、称賛されたいがためにひたすら突き進む。

その彼女の真っ直ぐ過ぎる行動を見ているのは面白く、清々しくて気持ちいい。
また、一癖も二癖もある様々なライバルたちと繰り広げる激闘はただひたすら熱く、非常に読み応えのある内容となっている。

王道スポ根漫画としてとても面白い作品だ。

途中までは。

-あらすじ-

沼里女子高に通う女子高生大久保ヨリはバレー部に所属していた。彼女は豪快にアタックを決めること以外のものにはあまり興味もなく、その唯一のアタックでさえ半分はコートの外に飛んでいくという扱い辛い選手だった。

そんな彼女は、ひょんなことからオグリ製菓という会社の社会人バレーチームに所属することに。新しい環境になっても彼女は相も変わらずひたすら高く、強いアタックを決めることしか頭になかった。

だが、表裏のない実直な彼女は、周りの仲間達、ライバル達によって少しずつ成長していく。そんなヨリに呼応するが如く、強くなって再びヨリの前に立ちふさがるライバル達。
そのライバル達を、ヨリは持ち前のアタックでぶち抜いていく。

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ただひたすら高みを、勝利を目指して実直にバレーに打ち込み続けるヨリの姿を見て、仲間たちはもちろんのこと、ライバルたちの心までをも動かします。勝利に燃え、ライバルたちは一度はヨリを追い抜きますが、そのライバルたちをヨリはさらに越えていきます。この彼女たちのぶつかり合いが、最後には読者の我々をも感化させるのです。

そして、この漫画は絵が動いて見える。
アタック直前→アタック直後というたったの2コマで、ジャンプ前の踏ん張り→ジャンプ後→(アタック直前)→ボールを叩く→(アタック直後)→着地までの流れが全て見えるように感じます。スポーツ漫画という先入観の所為かもしれませんが、それでもこの作者は「動く絵」を描くのが非常にうまいと思います。(進撃の巨人とかは是非ともこの人の絵を見習ってほしい…)
アタックはもちろん、アタックやブロックに入るジャンプ・踏ん張り、アタックを受けるレシーブ・ブロックなど、試合中は迫力ある絵で読者の目を楽しませてくれます。

また、登場人物のキャラがしっかり立っていました。
ヤンキーリカコ、お嬢様ユニバ、キャプテン、監督等の仲間たち、泣きながらプレイするみっちゃん、変な頭1号2号、ボーッとしてる藤木、鳴海姉妹といったライバルたち。故に、仲間たちと切磋琢磨するシーンやライバルたちとの激闘一つ一つが非常に印象的で、面白かった!爽快だった!と感じさせてくれます。

時に面白く、時に熱い、本当に読み応えのある作品です。

だがそれも途中まで。

Vリーグ昇格を賭けた、モンテルジャパンとの試合が繰り広げられる15巻までです。

笑いの部分は一切失くなり、試合もこれまでの熱さはどこへ行ったのやら。突然人が消えたり、アタックに怯えたりなど、方向性が一転します。途中で試合を見ていた観客たちが「私のドキドキが…」とか言い始めるが、16巻以降の試合のどこにドキドキする要素があるのだろうか?余りにも意味不明な展開を見て、恐怖でドキドキしていたのかもしれない。
読み続けてもあの頃の熱さは戻らず、最後の最後も意味不明な終わり方をします。

全20巻ですが、面白いのは15巻まで。もしこれから読もうと思っている方は、
15巻までの購入・鑑賞を推奨します。

15巻で終わっていれば、本当に良い漫画でした。


ヨリが跳ぶ 始動編 ってのもあるが、正直読む気はない。

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